ヘイブロ!今日も筋トレやってるかいメ~~~ン?
というわけで始まりました、何がって?ヘイヘイ、ブログだろメ~ン!
はい。
今日もレジスタンストレーニング(筋トレ)と減量(ダイエット)のお話です。
筋トレって楽しいですよね、個人的には日々着実に自分が成長している実感が持てる素晴らしい趣味だと思っています。
最初は体力づくりでやってたものが、筋トレそれ自体が趣味になった私みたいな筋トレブラザーズも大勢いるのではないでしょうかメーン?
ネットを検索しても筋トレやダイエットにおける様々なサイトがヒットしますし、フィットネスへの関心度は年々高まってきているのが実情でしょう。
が、それに反し、筋トレに対する情報は玉石混交、どっちかといえば石ころだらけなのが実情です。
特に日本ではその傾向が顕著で、ノイズのような情報が散乱しています。
わけも分からず10rep3setでメニューを組んだり、運動後30分のゴールデンタイムに固執したり、1度に吸収できるタンパク質量は30g程度までなんて話もありましたね。
ダイエットではとにかくカロリー制限したり、栄養バランスを無視した〇〇だけダイエットなんてのもあります。
特に初心者の方は何を標にしてトレーニングメニューを組めばよいのか、全くわからなかったり、ダイエットに関しても間違ったやり方で苦しい思いをしたのにリバウンドを繰り返したりしているかたがいらっしゃるのではないでしょうか?
情報を集めようにも前述のようにノイズだらけでどれを信じればよいか指標が見当たらないことでしょう
今日はそんな方の為に「どのような情報が信頼できるか」という話を書いていきます。
Bro Science 、メ~ン!
過去から現在に至るまで筋トレ界において幅を利かせている考え方に「Bro Science」というものがあります。
要は「科学的根拠よりもデカイ人の言うことの方が正しい」という考え方で、情報の真偽を「発する人の体の大きさ」によって判断するというナンセンスなものです。
権威主義のマッチョ版とでも言えばいいでしょうか?
(※とはいえデカイ人はきちんと情報を集めている方が多いので正しい事の方が多いのも事実ですが。)
日本においてはフィットネス誌のライター等が適当な情報を垂れ流しているのもよく見ます。
初心者の頃に読んでいた日本の筋トレ雑誌って今考えればケツ拭く紙にも使えねぇなというのが率直な感想です。
権威づけされた情報に弱いのは日本人の特徴でしょうか?
ダイエットに関してはホントにやりたい放題ですね、コンプレックス商法は金になるので仕方ない部分もあるのでしょうが・・・・。
体の反応は個人によって千差万別、正解なんてものはありません。
もともと才能に恵まれている人や、Steroidを使用している人の正解は、我々普通の人間にとって不正解である場合もあります。
体がでかい=正しいのではなく、情報に対してどのようなエビデンス(証拠や根拠)があるのかを見ていくことが重要でしょう。
エビデンスベーストについて
そういったエビデンスを元にした考え方をエビデンスベーストと呼びます。
個人の憶測と思い込みの余地が多分にあるBro Scienceに比べればエビデンスベーストの情報は信用できると言えるでしょう!
・・・・が、これもまた少し注意が必要です。
実験の結果というものは単なる結果に過ぎず、それをどう読み解くかは分析する側の意図に左右される場合があるのです。
例えば、整腸作用のエビデンスだけしかないサプリを「栄養の吸収を助けるので筋トレに向いている」とする人と、「直接的に筋肉に作用するわけではないから筋トレには不要」とする人では意見が180度異なりますが、どちらの意見も間違っているとは言えません。
このように、分析する側の意図や、目的、時には商業的背景によるバイアス等、様々な要素が絡まって一つの結論が導き出されているのです。
つまり、「正しい情報」というものは個人や状況によって変わるという事を認識するのが重要なのです。
理想と現実
情報を分析する際の理想を言うと、複数の欲しい情報の論文や実験結果を持ってきて、メタアナリシス(メタ解析)を行うことでしょう。
が、正直に言ってしまうと、0から論文を漁り、整理し、分析し、情報を導くというのは素人には難しい作業です。
フィットネス関係の論文は海外のものが多いので、言語の壁が存在するのも確かだと思います。
ではどうすれば良いのでしょう?
私は信用できる人物が発する情報を参考にすることにしています。
「What’s!?ユー、言ってることおかしくね?メ~ン?」
と思われる方も居るでしょう、I see I see
ここで重要なのは「自分にとって良い情報提供者とはがどのような人物であるか」です。
私の考える良い情報提供者の条件
条件は3つ
1.情報に対して明確な一次ソースを提示していること。
2.分析の志向や考え方が自分と似ていること。
3.商業的に偏りが無いこと
以上、個別に説明していきます。
1.情報に対して明確な一次ソースを提示していること。
これは絶対必須の条件です。
「エビデンスがあります」とか「実験結果では」という文言だけで済ます方がいらっしゃいますが、それでは不足です。
どのような実験(被験者、期間、方法)が行われ、データはどうだったかを提示しなければ情報の真偽はわかりません。
引用でもリンクの提示でもどのような形であれ一次ソースが提示されているべきです。
2.分析の志向や考え方が自分と似ていること。
前述の通り、1で提示された情報をどの様に分析するかも考えなければなりません。
偏った思考や、自分の導き出す結果とあまりにかけ離れている方の情報には気をつけるべきです。
個人の経験によって構築されたバイアスというのはなかなか消えるものではありません。
なので、自分と極端に離れた考え方(例えば与えられた情報に対するインプットがあまりにも違う等)
を持つ人が発する情報はあまり役に立たないことが多いです。
具体的にはステロイドユーザーが発する情報はドラッグフリーの人間に有益であるとは言えません。
常に「もしかしたら自分には当てはまらないかも」といった冷静な判断が必要となります。
3.商業的に偏りが無いこと
一見正しそうな事を書いていたとしても、商業的な目的で書かれている情報には気をつけなければなりません。
結果ありきでエビデンスの一部を切り取ったり、バイアスのかかった視点でしか情報を提示しない場合もあります。
トレーニング関連の仕事に繋げる意図がある方や、ブログの広告収入を目的に情報を出している方には要注意です。
自分のメソッドを裏打ちするような情報だけを出したり、アクセス目当てのセンセーショナルに脚色された情報を出したりされる方もいらっしゃるからです。
他にも気をつけるべき点はあるでしょうが、取り敢えず思いつくのはこの3つです。
では、フィットネスにおいて具体的におすすめできる情報提供者について紹介します。
私のおすすめ
・・・の前に、前述の3つの条件をクリアするのは容易ではありません。
私もブログを書く以上、記事を作る大変さは身にしみています。
大上段から偉そうに語っていますが、私に真似できるかと言われれば大いに疑問です。というか無理でしょう。
これからご紹介するサイトは私には真似できない高い志によって運営されていることと思います。
偉そうに紹介するのもおこがましいですが、私が信頼し、参考にさせていただいているサイトを2つご紹介します。
トレーニングと栄養さん
http://changebodycomposition.blogspot.com/
Nice Body Make・・・よもやま話さん
https://good-looking.at.webry.info/
どちらも深い見識とわかりやすい解説、(私から見て)フラットな考え方で非常に参考になります。
とかく情報ノイズが多く存在する日本のフィットネス界においては非常に稀有な存在だと言えるでしょう。
エビデンスは武器ではない
筋トレの情報を集めるにあたって必要な注意点を書きましたが、Bro Scienceについての補足も必要だと思います。
残念ではありますが、エビデンス重視に目覚めたばかりの方は、とかくデカイ人に対してBro Scientistの汚名を着せる傾向にあります。
が、これだけは言えます。ナチュラルでデカイ人の持つ情報は本人にとって正しいことが証明されているのです。
エビデンスベーストの考え方は万人がより効率よく成功できるよう、より正しかろう情報を選別するための標です。
反面すでにデカイ人はその人の方法でデカくなっているので、その人にとっての方法論や情報は正しいことが証明されているという訳です。
デカイ人はそれだけの時間と労力を費やしてデカくなっています。
そのような方はリスペクトすべき対象です。
たとえ情報が少し古かったり、今では否定されている事を信じていてもそれを頭ごなしに否定出来るわけではありません。
(重ねて書きますが、デカイ人は同時に勉強家であり、新しい知見を持たれている方が多い印象です)
頭でっかちになり、自分と違う情報を持つ人にエビデンスの拳を振り下ろさないように注意しましょう。
エビデンスは他人をやり込める武器ではありません、あくまでも情報選別の道具に過ぎない事を忘れないでください。
総括
楽しい筋トレですが、効果がでないと辛さも出てしまいますよね。
自分のメニューは正しいのか、自分の持っている情報は正しいのか・・・・・暗中模索の日々は続きます。
そんなときにエビデンスという標があれば疑心暗鬼にならずに済むのでは無いでしょうか。
ダイエットにしても同じです。
正しい知識で行えばうまくいく可能性も上がります。
また、停滞してしまった時も何が原因であるかを突き止めて対処することも可能になるでしょう。
闇雲にカロリーカットを繰り返し、結果リバウンドの地獄のような日々から脱するためにも正しい情報が必要です。
エビデンスベーストの考え方を持つことは、同時にエビデンスを疑う能力も得るということでもあります。
誰かが出す情報が自分にとって正解であるか否かを見る目も養われます。
そうして選び抜かれた情報はいつしか知恵となり自分の財産となるのです。
偉そうなことを書きましたが、私もまだまだ初心者の域を脱していません。
正しい情報を得て、コツコツと努力していきましょう。メ~ン!
ではまた。