12月30日、伊丹空港にて長男くんとの涙涙の別れを経て、羽田へ旅立つ私。
嘘である。寂しいのは私だけで、長男くんはいつもケロッとしている。
なんだろうこの感じ、「別れ際愚図ったら困るな」とか言ってたのに、実際長男くんがケロッとしていると「もっとグズれや・・・」とか思ってしまう私。
毎回なんだよなぁ、めっちゃ仲いいのに別れは平気みたいな、長男くんの方がある意味大人だなぁとか思う。
そんな感じで早くも長男くんロスになりながら夕方羽田へ到着。
羽田から京急で品川まで行き、そこから山手線で五反田へ。
全くどうでも良い事だが、普段電車に乗らないのに電車に乗ることに特別感はない。
というか、電車をキーに東京モードにスイッチが入った感じがして、日常感すら出ていたのが印象的だった。
まだ東京にいた時間の方が長いからかな。そのうち電車で非日常感を感じることが出来るようになるのだろうか。
ここから4拍する宿は五反田駅の目の前、ホテルマイステイズ五反田駅前。
五反田とか初めて来た。でも交通の便も良いし、駅から激近だしで以外と良い。
外観から期待も高まりつつ、「まぁ普通のビジネスホテルだろう」とか思いながら部屋に入ると驚いた。
部屋が糞狭い。シングルのベッドの周り50cm位しか隙間が無くて物を置くスペースがかなり限られている。
ドアも柱ギリギリを通過して開くためなんだか開ける度に「おっ当たる!」とか思う。
そんでユニットバスにバスタブが無く、これまた激狭のシャワールームがあるだけだった。
後、朝食が不味い。素泊まりでとっていたのだが、物は試しと別料金を払って朝食を食べてみたところクソみたいにまずかった。
大抵ホテルの朝食なんて似たり寄ったりで大して美味くないが、ここはホテル朝食の良心ことスクランブルエッグが不味くていただけない。
他の料理もお察しレベルである。ただイタリアンレストランだけあってパスタは食えないこともなかった。
・・・・でも、寝に帰るだけなので全く問題ない。
他に比べてかなり安く部屋がとれたので、狭くても納得だ。
朝食だって、期待するほうが悪いと思う。素泊まりでとれば関係無いし。
どーせ殆ど外で過ごすのに、宿に無駄な金を使う意味がよく解からんし、荷物置けて寝れればそれでいい。
価格が安いから納得という訳にはいかないなぁと思った点は2点
1.Wifiがクソみたいに繋がらない。
階ごとにアクセスポイントが用意されているのだが、まず認識しづらく、つながってもブチブチ切れまくるし、遅すぎて話にならない。
2.窓から風切音がする
駅前であることやビルであること等の兼ね合いもあってか、窓から常にピューピュー風切音がしていた。
私は基本耳栓を用意しているので問題ないが、耳栓が無いと地獄かもしれない。
寝るだけに特化したホテルなのに寝るのも満足に行かないとそりゃ不味いでしょと思う。
でもまぁ、個人的な評価を言うとまた利用したいと思う。
前述のとおり価格が安いのが一番の魅力だが、立地的にもかなり優れている。
まず駅から激近なのは熱い。どこに行くにも電車利用が前提の東京では駅からの距離はかなり重要だ。
多少部屋が狭くたって、バスタブがなくたって、駅から近いほうがいいに決まってる。
1Fがファミリーマートになっていてちょっとした飲み物を買ったり日用品を買ったりするのに非常に便利であるのと、向かい側に成城石井があるのもポイント高い。
また、少し行けば「おにやんま」という美味しいうどん屋が有るのもウドンスキーおじさん視点からありがたいことである。
羽田からも近いし、渋谷や新宿に出るのもすぐだ。
散々文句を書いたが、狭くてバスタブ無くて朝食不味いのが問題ない人で耳栓を用意出来る人にはおすすめのホテルだと言えよう。
因みにこのホテル、公式から予約するのが一番安いっぽい。
私はHotels.comから予約してしまってちょっと損をした。
皆さんは ホテルマイステイズ五反田駅前 こちらから予約するといいだろう。
このレビュー、誰が得するんだ?・・・まぁいい。
なんかホテルのロングレビューになっているが、ブログなんて書きたいものを書くもんだろと思っているのでよしとしよう。
この日、12月30日は東京の友人(東京君)と焼き肉を食べに行くことに。
場所は鶯谷にある 鶯谷園 都内屈指の高コスパ焼肉店らしい。
予約は東京君がしてくれた。
最初鶯谷と聞いた時にはラブホ街のイメージしかなかったが、よくよく聞くと予約の難しい人気店らしく、期待が高まる。
東京君はそこら辺のセンスがあるやつだ。
物が流行りだしそうな内に連れて行ってくれるので、その後ニュース等で「〇〇が流行っています」なんてのが流れると
「あーはいはい、それ、知ってる。というか行った。(ドヤァ」となれる。
例のごとく東京君のアンテナが高いのであって、ついていくだけの私は1ミリもドヤれないはずなのだが。
さもしい生き物だなぁ。
何はともあれ焼き肉である。
まずはランプ肉を頼んだ。(東京君が)
なにこれー!!やだー!!
霜降りゴイスーゴイー!!!
否が応でも期待は高まる。
こういう良い肉は油が少し溶けた位のレアが美味いのだ。
んっっっまい!!!
はぁ~幸せだわ~。
あまりの旨さに足がもじもじしてしまう。
次は片面の油に泡が立つ位焼いてみる。やっぱり美味い。
うん、流石東京君、間違いない物くわせてくれるなぁ。
普段は鶏胸肉(皮なし)ばっかり食ってるので、肉の油の旨味にしびれてしまう。
どんどん頼もう。
焼きユッケなるものがあったので一人分づつ頼む。
焼きユッケか、まぁ焼いて食ったかどうかと言われれば、そんなわけないのだが、美味い。
続いてタン塩、これがまぁ美味いのなんの、適度な歯ごたえと脂の旨味がたまらない。
特上ロースも行っとこう。
あれれ~?
何このサシは~インスタ映えってやつですかこれは~???
インスタ牛ですかこれは~???
テンションがおかしい。
普段食いなれてない物を食べるといかんな。
美味い以外に何を言えば良いのって味である。
和牛の脂のみが持つ芳醇な香りと、肉の旨味のコントラストが際立つ逸品とか言えば良いのか。
ここからは内臓系に寄り道。
先ずはハツ、これも間違いなく美味い。
余談では有るが、ハツ=心臓はどの動物でも似た味がする。
鹿でもイノシシでも牛でも豚でも肉の感じは全く違うのに、ハツの感じは同系統の味がする。
これは肝臓にも言える。
まぁ肝臓に関して言えば鹿の生レバーに勝るモノは無いと思っているのだが。
心臓や肝臓の様な臓器は役割が同じだと似た味になるのかな?
筋肉や脂肪と違い、高度に複雑化した臓器は器質的な構造に差異を生じる余地が無い為同系統の味に落ち着くのではないかとか考察してみる。
まぁ美味いものに理屈は不要なので、考察などは野暮な話かもしれんな。
なにげに内蔵スキーなので内臓も幾つか頼んでみた。
ハチノスは焼肉ではなく一品料理みたいな感じで仕上げられている。
茹でられたハチノスをたれにつけて食うタイプだ。
まぁ不味くはない。
当然だがホルモンも頼む。
肉に感動してしまった為、普通に美味いホルモンだったが既にハードルは上がってしまっていた。
それにしても家畜の肉は柔らかい。イノシシのホルモンなんてめっちゃ硬いぞ。
お肉の最後は特上カルビ。
よく考えたら普通の焼肉店のカルビって分厚い脂身がついてるよな。
鶯谷園では脂身を除去してサシの入った肉の部分だけ出してくれるみたいだ。
味は最高に決まってる。いや美味かった。
この間ビール1杯とマッコリ3合位を飲んでいい感じに酔っ払っていた。
止めのランプ肉おかわりで肉は〆、こんなにたくさんサシの入った肉を食っても良いもんだろうか。
「ええんやで!!!旅やしな!!」と、私の中の「旅やしなおじさん」が言っているのでまぁいいか。
んなこと思いながら〆に冷麺を頼んだ。
隣の客がキャバ嬢と同伴の4人組に入れ替わり、いちゃつき始める。
キャバ嬢に相手してもらってテンション上がるのは良いが、公共の門前で抱きついて甘えた声だすのはどうかと思うぞ、おっさんが。
キャバクラなんて金の無駄だと思ってるので、欲望丸出しおじさんすげーなぁと思いながら届いた冷麺を食うが、普通に味がない。
いやここに来て冷麺が不味いのはマイナスポイントだなぁ。
出汁が全然効いてなくて味が殆どしないんですよぉ。
薄味に仕上げましたって焼肉食ってんだからちょっとは考えてくれよという味。
まぁ冷麺は不味いが肉は総じてレベルが高かった。
お会計は2人合わせて2万ちょい、さんざん食って飲んで1人1万でこの肉質はやっぱり高コスパだ。
東京君は「こないだ来た時は1人6,000円だったんだけど」とちょっと引いていた。
予約が取れないで有名らしい鶯谷園、東京くんのチョイスは流石だ、ありがとうございました。
2人ともほろ酔いの、ちょっと食い過ぎ状態で夜の街へと消えていった。
12月30日の旅終わり。