それでは2日目、行ってみよう。
3.上下を合わせると同時に、頭を出す部分を本体に縫い付ける。
前回作った頭を出す部分を本体に縫い付ける。
縫い付けた後で悲しい思いをしたくないなら、生地の裏表、頭を出す部分の裏表をしっかり確認しよう。
生地の端を三つ折にして縫い付けていく。
美観の面からなるべくジッパーが目立たないようにした方がいいだろう。
最初にジッパー以外の部分を縫っておいてからジッパー部は片方づつ縫うのが上手く縫うコツだ。
最初は本体生地を縫うのと同時に頭を出す部分の形成までやってしまおうと試行錯誤したが、それでは上手く行かなかった。
一度に縫うと難易度が跳ね上がり、うまくいかないのだ。
頭を出す部分だけを最初に作り、後で本体生地に縫い付けるという2段階の手順を踏むと上手く行った。
複雑な作業は細分化して少しづつ進めるのがうまくいくコツだ。
数学やプログラミングのアプローチと似ている。
4.足元のギャザーを作った後、下半身のバッフルを縫い付ける。
設計図を見てもらえばわかると思うが、裏側の本体生地、足先部分だけ表よりも+7cm追加している。
これの狙いは足先に十分なロフトを保つのと同時に、足先を絞った時の穴を出来るだけ小さくする目的も兼ねている。
頭出し部分とギャザーを作れば後はバッフルを縫い付けるだけである。
簡単だが地味な作業だ、集中力を切らさないように頑張ろう。
バッフルを仮止めするのはまち針よりもマスキングテープの方がいい。
本体生地とバッフルのメッシュ、両方共極薄素材であることと、本体生地のカレンダー加工のせいで針が通りにくくなっており、まち針で止めるとどうしても縫い目がよれてしまうのだ。
そこで、マスキングテープで仮止めするとマスキングテープが補強材の役割を果たし、縫い目がよれにくくなるためである。
ひたすらバッフルを縫う。
重ねて書くが、バッフルを縫うのは片側づつだ、私は裏側に全部縫い付けたあとで表側を縫った。
順番はどちらでも構わないが片側づつ縫うというのは忘れないようにしたい。
今日はここまで。
ではまた!