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登山日記

九重連山縦走登山 2018年6月16日~17日 1日目 その1 牧ノ戸峠登山道~久住別れ

更新日:

皆さん、山、好きですか?
山に行かない人から山が好きな理由を問われても、いつもうまく答えられない私です。

実は私も昔は運動なんてアホがやる拷問ぐらいに考えてたので、山登りをする人をちょっとおかしいぐらいに考えてました。
なので、「何が楽しいの?」って疑問が出る人の気持はわからなくはありません。

個人的には小さな努力の積み重ねがいつの間にか大きな結果となって表れる所や、一気に視界が晴れた時のなんとも言えない気持ちや、山頂で感じる達成感、山頂でのヤマメシが非常に楽しいのですが、感覚的な部分が大きいので言葉で綴っても意味など無いような気もします。
何が楽しいかわからない人は体力があまり必要ない山(できれば眺望や展望に恵まれている山)に登ってみると良いかもしれませんね。
好天時に登ってみて一度も楽しいと思えなければ山には向いていないのだと思います。ただそれだけの話です。

という訳(?)で、梅雨の中休みに九重連山に登ってきました。

 

登山計画

はじめての九重だったので、右も左もわかりません。
ぶっちゃけどこから登っていいかもよくわかりません。
宿泊は法華院温泉山荘で泊まる事にしたのですが、それ以外は白紙の状態です。

というわけで、ヤマケイオンラインさんのコースタイム付き登山地図「ヤマタイム」で計画を練ります。
このヤマタイム、ルート毎のコースタイムが自動で計算されるので非常に使い勝手が良いです。
会員登録が必要ですが、無料ですし、一度使うと手放せないツールになることでしょう。

今回の九重、なるべく多くのピークを踏みたいという目論見から、牧の戸峠より登る計画にしました。

以下「ヤマタイム」を使った登山計画です。

 

1日目(2018年6月16日)

牧の戸峠より法華院温泉山荘へ向かうルート

クリックで大きな画像が開きます。

 

 

2日目(2018年6月17日)

法華院温泉山荘より牧の戸峠登山口に戻るルート

クリックで大きな画像が開きます。

 

非常にわかりやすく、山行計画書としてはほぼ完璧です。
このクオリティの物が中継地点をクリックするだけで作れる「ヤマタイム」、とても良いサービスだと思います。
ヤマケイオンラインさん、素晴らしいサービスをありがとうございます。

できれば、枚数が嵩んでも良いので、地図の縮尺を固定できればもっと良いかと思います。
1/25000と1/50000でお願いしたいところです。

というわけで、九重連山縦走スタートです。

 

牧の戸峠登山口

高千穂町に前乗りし、牧の戸峠登山口に着いたのは朝7時ごろでしたが、駐車場は八割方埋まっていました。
ミヤマキリシマのピークからは少し遅れていましたし、朝7時ならスッカスカだろうとたかをくくっていたので少しだけ焦りました。
ちょうど梅雨の晴れ間の土曜日だったせいでしょうか、山に飢えた山ジャンキー達がこぞって集まってきたのかもしれませんね。

混雑期に牧の戸峠登山口から登る場合は、遅くても朝6時半までには到着しておいたほうが良さそうです。
登山口が変わると事前の登山計画が台無しになってしまいますので、余裕を持って到着しましょう。

牧の戸峠登山口にはライブカメラもありますので、カメラを見て混雑具合を予想しても良いかもです。
ただ、このカメラ、売店の前?の一角しか写してないので、カメラで見た範囲が満車でも範囲外で空いている可能性はあります。
あと真夜中に見ると真っ暗でちょっと怖いです。

牧の戸峠登山口は標高1330mにあり、200台程度の駐車場、自販機、トイレ、売店、登山届ポストがあります。
登山届はしっかり出しましょう。
焦らなくても山は逃げません。

 

 

登山届ポストがお出迎え

 

 

登山口からしばらくは石畳が続きます。
石畳を登りきったところに東屋があり、休憩が取れるスペースになっています。

しかしまぁ、くじゅうの雄大さに初っ端からテンション上がりまくりです。
前日よく眠れなかった疲労感も吹っ飛びました。

 

 

クリックで拡大します。まだ全然登ってないのにこの景色、最高です。

 

 

そうこうしているうちに第一ピーク、沓掛山に到着です。

 

沓掛山

牧の戸峠登山口から登れば必ず通る沓掛山ですが、ピークの標識がちょっとわかりにくいところにあるので注意しましょう。
登山道から少し回り込まないと標識が認識できないところにあります。
かくいう私も他の登山者の方が写真を撮られていなければ見落とすところでした。

 

 

標高1503m沓掛山ピークです。色的にもカモフラージュされていますね。

 

 

沓掛山のピークからすぐはしごや鎖場があります。
とはいえちょっとした物(2~3m)なので気をつけて降りれば何も問題もないでしょう。
混雑期にはここで渋滞が起きるようです。
今回も少しだけ人が詰まっていました。

 

扇ヶ鼻分岐~星生山

沓掛山から少し歩くと、ケルンのある小さな広場を経て、扇ヶ鼻分岐に至ります。
道のりは一部鎖場や岩場を除いて平坦で、よく整備されており歩きやすいです。
道すがらミヤマキリシマのちょっとした群生地なんかもあり、目にも楽しいルートでした。

 

 

扇ヶ鼻分岐

 

 

ここから星生山へ向かいます。
今考えると、扇ヶ鼻のピークを踏んでから星生山に行けばよかったかなとか思いますが、この後地獄を見るので結果的に言えば扇ヶ鼻スルーで正解だった気もします。

星生山への道は緑豊かで歩いていて気持ちが良い道でした。
標高がそれなりなので、低木しかなく、夏のハイキングにはぴったりかも知れません。

 

 

緑豊かで清々しい道です

 

 

 

星生山

星生山に到着、登り始めます。

 

 

緑の中に一本の道

 

 

扇ヶ鼻分岐までは登山客が大勢いたのに、星生山への道ではだいぶまばらになっています。
みんな扇ヶ鼻のピークや久住山方面に行ったのかな?

なんて思いつつ進んでたら星生山の南側の斜面にミヤマキリシマの群生が。

 

 

美しい風景です。心が癒やされます。

 

 

くじゅう、良いとは聞いていましたが、ここまで心を揺さぶられるとは思いませんでした。
見渡す限りの美しく、雄大な景色に鳥肌がたち、気分も上がりまくりです。
一つの山とじっくり向き合うのとはまた全然ちがった楽しみがありますね。

 

 

高度感もバリバリ。

 

 

そうこうしているうちに星生山山頂へ。

 

 

標高1762m星生山のピークです。

 

 

知らん人の荷物が置いてあります。
皆が写真を撮る場所なので、ここに荷物は置かないほうが良いですね、私も気をつけます。

星生山のピークを踏んだ後は久住別れに向かいます。

 

星生山~久住別れ

星生山のピークをすぎると岩場が続きます。

 

 

岩がゴロゴロ

 

 

バリエーションに富んで楽しい登山道ですね。
岩場を抜けて後ろを振り向くとこんな感じです。

 

 

カップルも結構いました。ケッ!

 

 

岩場を抜けるとみんな大好き稜線歩きがしばらく続きます。

 

 

いい景色!

 

 

キャッキャウフフやってるカップルを急ぎ足で追い抜いてひとり楽しく稜線を進みます。
寂しくなんてありません、ちょう楽しいですよ、ええ。稜線サイコー!!ケッ!!

と思っていたらよくわからないところに出ました。

 

 

は?これ登山道?え?わかんね。

 

 

なんか道感ゼロで、本当は巻いていく所じゃないかと思ったのですが、方向的に合っているので取り敢えずヒィヒィ言いながら進みました。
登山道を外れても目的地に向かってればまぁいいかと思ってしまう所があります。
ぼーっとしてるといつか遭難するぞ!!気をつけよう(私)!!

 

 

久住別れ

同じコースを行く人もおらず、「本当にこっちかな?んん?ここでええんか?」と思いながらずんずん進んでいたら久住別れに到着しました。
どうやらこっちだったようです。

 

久住別れは大きめの広場があり、トイレと避難所があります。

 

有料トイレです。

 

 

トイレはまぁまぁ掃除されていると思いますが、タイミングに寄るのかな?
市房山のトイレも冬行った時は綺麗だったのに、グループで行った時はなんか凄いことになってたし。

 

【市房山】 宮崎県西米良村側5合目登山口 から登る 市房山

 

 

山のトイレでこれなら良い方だと思います。

 

 

避難小屋もあります。
中の写真は忘れました。

 

 

祟られそうな佇まい、こわひ

 

 

今考えれば避難小屋にも入ってみればよかったんですが、溢れ出る「祟るぞ」オーラに入る気にはなれませんでした。
外観の廃墟感半端ねぇです。

取り敢えず100円払ってトイレに行って、水分摂ってクリーム玄米ブランのブルーベリー味を食って休憩です。

 

 

食物繊維が豊富でGI値が低い(多分)ので、糖質がゆっくり吸収されるため行動食にぴったりです。
どこでも売っていて手軽に購入でき、満腹感と味のバリエーションもあるので重宝しています。
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2日間の縦走だったので1日1つの投稿にまとめようと思ったのですが、あまりに長くなりすぎるため、分割することにしました。
コンスタントな投稿を心がけようと思ってもなかなか難しいですね。

できるだけ頑張っていきます。

ではまた!

ご注意

制作物の手順、サイズ、重量等はあくまで目安です。
個人にあったサイズや重量等、より良い方法は確実にございます。
どうか広い心でコンテンツをお楽しみ下さい。
画像やテキストの無断転載はお断りしております。
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