先日タープの記事を書いていたら、スタッフサックまで作ってシーリングしていないことを思い出した。
これ忘れるパターンのやつぅ!・・・で、
現場で雨に降られて泣くパターンのヤツやぁ!!
うん、しよう。
というわけでシーリングです。
タープの素材がSILPOLYというシリコンコーティング素材のため、SILNETを使おう。
・・・と思っていたが、高価だし、粘度高いし使いづらそうだよなぁと思い、グーグル先生に相談してみたところ、なんとシリコンシーラントで防水処理をしている人がいるではないか。
なるほどシリコンシーラントなら同じシリコンなので行ける感がビリビリする。
シリコンシーラントにはシリコン以外に基材が入ってるらしく、そこが気になるが、まぁ行けるでしょ。
何より安いのが嬉しい。めっちゃ(300gぐらい?)入ってて300円とかだし、SILNETさんは43gで1,200円とかするのに。
くそっ・・・SILNETを気兼ねなく使えるぐらいお金持ちになりたいものだ。
まずシリコンシーラント、近所のホームセンターではシリコン100%の物が売って無かったので、適当にセメダイン8020(クリア)で行くことに。
ペイント薄め液はなんでも良かろう、ホームセンター自社ブランドのやつ。
後はコーキングガン、モンスターの缶を適当に切って作った混合容器、ハケ、小さく切ったアルミホイル。
このメンバーで行くことにした。オーイェー!
今回は細く出したいワケじゃないので蓋は切らずにそのままにしておく。
コーキングガンはなんでもいいんだが、安物だとセットするときのバーが固くてちょっと嫌。
今回は1プッシュちょっと使用したが、明らかに多すぎた。
理由は後述するが、この5分の1ぐらいで良かったかも。
シリコンシーラントがメチャ余るので、空気が入らないようにアルミホイルで蓋をする。
こうする事で硬化を遅らせ、次回も使えるように・・・・なればいいなぁ。
ここで濃さを調整するわけだが、今回は様子見でシリコンシーラントとうすめ液を同量程度にした。
が、正直シリコンシーラント1に対してうすめ液5ぐらいでも良い気がする。
シリコンシーラントが溶けづらく、3分ぐらい練ってようやく均一になった。
面倒だが、ムラを防ぐため、この工程はきちんとやろう。
うすめ液を少し入れて混ぜてを繰り返すと良いんじゃないかな?知らんが。
今回シーリングするのはリッジラインのみなのでキチンと張る必要はない。
家の柱に繋げて塗ることにした。
緩めた分塗りやすく、縫い目にも浸透している感じがある。
この時点で、まだ少し濃いかなー位には思っていた。
で、次の日
実用上問題はあまりないと思うが、予想通り厚塗りになってしまった。
塗布した所が明らかに盛り上がり、手で触るとすこしペタペタ感がある。
シリコンシーラントでシーリングする場合はもっともっと薄めても問題ないだろう。
所感
シリコンシーラントを使ったタープの防水処理はコスト面から見て最良の方法の一つだと思われる。
問題点はシリコン以外の基材の量と、塗布する際の濃度であろう。
基材の問題に関してはシリコン100%のシリコンシーラントが手に入ればそれを使えばいい。
濃度に関してはシーラント1対うすめ液1では明らかに濃ゆすぎる。
1対5、場合によっては1対10でもいいのではないか。
繊細な仕上げが可能な方は1対10の希釈にしておいて重ね塗りで対応されるのが良いと思われる。
その際うすめ液の成分で生地を痛める可能性がある。心配であれば工業用アルコールを使うといいだろう。
アルコールストーブ等を使っている人は燃料用アルコールでも大丈夫である。
※2018/8/16追記:燃料用アルコールではダマになって溶けませんでした、確認せずに誤情報を載せてしまい申し訳ございません。
ペイント薄め液を使いましょう。(ラッカー薄め液はPU系を溶かすのでやめましょう)
薄めたシリコンシーラントを使えばコットンタープの防水なども簡単且つ低コストで行う事が可能となろう。
一般キャンパーにもオススメの方法である。
たっかいタープに使って失敗しても知らんので、そこら辺は自己責任でお願いしたい。
私の場合、アウトドア用の高性能生地は基本的に個人輸入しています。
日本で買うより安上がりですので、この機会にチャレンジしてみては如何でしょうか?
今回のTarpKITはこちら。
事前にカットしてあるので裁縫初心者の方には大変オススメです。
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